Google Chrome 23 (OS X) の DOM fullscreen API のブラウザのUIの挙動が素晴らしい
Google Chrome 23 の話。
状況
- Google Chrome 23
- いいか! OSX 10.8 での話だ!
Windowsはこんな挙動じゃないとか手抜きだろ - DOM fullscreen API でページ中の要素がフルスクリーン化された状態
- その状態で
window.open()
でポップアップを開いた場合
という、結構珍しいケースでの出来事。
挙動
window.open()
されたポップアップがタブに開かれる(サイズ指定の有無は関係ない)- DOM fullscreen の表示はそのまま、ツールバーとタブバーが表示される(OSX のフルスクリーンモード時の表示)
- ポップアップを開いた元のタブに戻ると、ツールバーを表示したまま続行(バグっぽい気もする挙動)
- 再度別のタブを選択すると、DOM fullscreenが解除され、普通のウィンドウサイズに戻る。
備考
- OSX の Google Chrome 23 では、DOM fullscreen 時にもマウスカーソルを画面上端に持って行くとメニューバーとタブバーが出てくる親切設計。素晴らしい。
- Windows では普通にポップアップウィンドウ開くとか不親切設計。手抜きは良くないと思う
備考2
この挙動はどこまで意図されているかはわからないけど(頻繁に修正入るし)、本当に Chromium の UI の挙動は芸が細かい。そのうち変更が入って「実はその挙動はやっぱりおかしかったんですよ」みたいなことになったら悲しいだけど。それでも改宗しようかしら。UI だけ上から下まで細部に至るまで Chromium で、中身が Gecko なブラウザってどこかに転がってないかな、Chromium のダウンロードバーは嫌いだけど。
追記 - Chromium 25.0.1364.0 (173453)の場合
Download Chromium からDLできる最新のChromiumだとどうなっているのか気になったので一応確認してみたら、
- OSX の Chromium で、DOM fullscreen 時にもマウスカーソルを画面上端に持って行くとメニューバーとタブバーが出てくる親切設計は残っている
- Windowsに特に変更はない
- タブを切り替えると、即座に DOM fullscreen は解除されるようになっていた
のようになっていた。個人的にはちょっと残念だけど、DOM fullscreen をESC
で抜けなくてもタブバーで移動できるって言うのは心地良い