IE9出ましたね

IE9のRCが出たので色々と書き散らす。

まず、タブの視覚デザインがbetaから調整されてる。そして、タブを従来と同じ位置に表示するオプションがついた。

IE9には、ステータスバーとかコマンドバー(ページ関係のコマンドとか表示する、IE8のメニューアイコンをまとめた奴)とかお気に入りバーとか、IE8互換な見た目にするためのオプションがいっぱいついているけれども、全部表示させると結構ごちゃごちゃしてくる。
ステータスバーに至っては、HTTPS接続アイコンなどがアドレスバーに移動したため、リンク先のURLを表示する機能と、ページのズームを変えるためのアイコンしかない。まさしく互換性保持だけですね。

次に、結局、ページのタイトルはタイトルバーには表示されない。「別の行にタブを表示」のオプションをオンにしてもタイトルバーには何も表示されない。やっぱり互換性のためだったか。

タブが残り一個になってもタブには閉じるボタンが表示されるようになった。タブをつかんで切り離すと、「タブ+ページ領域」だけになって、ウィンドウとかアドレスバーとか戻るボタンとか全部消えるし、Chromeとかと一緒で、タブ≒ウィンドウって扱いなのだろう。

「タブ」の「内側」にアドレスバーとか「戻る/進む」ボタンがないのは、「IEは劇場。タブの内側は完全な舞台(コンテンツ領域)であるべき」と言った考えなんだろうなとは思う。
ウィンドウを最大化すると、まるでメディアプレーヤーのように余計なガワが目立たなくなる。

ただ、なんで直さないのって箇所も結構多い。
たとえばIEのオプション画面なんか昔からずっと同じだし、(IE9はVista以降に絞ったんだから、別に直してもいい気がするんだけど)
お気に入りのサイドバーは、フロート表示してる時は右側に表示されるのに、固定すると真反対の左側に表示され直す。(いきなり反対側に飛ぶのっていいのか)
コマンドバー内の(IE8由来の)メニュー項目はちゃんとアイコンまで表示しているのに、ウィンドウ右端の歯車アイコンから出てくる方は殺風景なメニューのままだったりで、なんかチグハグな印象を受ける。

そうした理由から、IE9はデフォルトの状態が一番すっきりしている。このすっきりぶりは、「ユーザーに余計なオプションやメニューといった混乱の原因は見せない。考えずに使え」みたいな感じなのだと思う。
そして、そのデフォルトの状態でタブが判別しにくい場合は、Windows7のタスクバーで管理しろと。(前述したように、IE9のタブはタブの形をしているウィンドウだし)

そういえばWebスライスはお気に入りバーが出ていないと表示すらされなくなった。(ちなみにお気に入りバーはデフォルトでは非表示)
元々IE8限定の機能だし、使えるサイトって限られるし、単純に流行らなかったのが理由なんだろうな。